滋賀県立大学 グリーンコンシューマーサークル

滋賀GPNグリコン突撃レポート

Term35 株式会社 秋村組
取材日07.4.07
〜小さくなったら大きく見えた 秋村組〜

経営業務部  田井中 匡さん

レポーター 滋賀県立大学グリーンコンシューマーサークル 齋藤友里・森雄一朗

株式会社 秋村組の田井中さん
お話を伺った田井中さん
株式会社 秋村組さん外観
今回お話を聞いた建物

今回の突撃レポートは、近江八幡市にある「株式会社 秋村組」さんに取材に行ってきました。お話をしてくださったのは、経営業務部の田井中匡さんです。田井中さんは社内で環境管理責任者をしていらっしゃるそうです。

秋村組さんの事業は、公共工事や上水道整備などの土木分野と事務所や住居の設計・施工などの建築分野の2つに分かれています。公共工事の分野では、実は私たちが通う滋賀県立大学の看護棟の建設にも携わっていました。近年はマンションなどの共同住宅や増えつつある事務所や飲食店の建設を依頼されることが多いそうです。

今回、お話を聞かせていただいた来客用の建物もユニークでした。蜂の巣をイメージして作られたものだそうで、中の柱もすべて6角形で揃えられていました。

この建物以外にも秋村組さんが携わった建物には、地元の土や紡績工場で使われなくなった糸巻きなど、地元の材料を使ったイモムシの形の建物もあります。

また、秋村組さんは近年いくつかの会社に分社化しました。建築と土木の分野が秋村組、住宅分野を専門にしている秋村フライングシー(守山)やプラネットリビング(彦根)、近江八幡のエコ村の企画を行っている地球の芽、不動産関連の仕事をするCIXなどがあり、分野ごとに分かれました。もともとは一つの会社だったため、分かれた後も会社同士のネットワークが存在し、一緒に仕事をすることも多々あるそうです。

一人一人の存在を輝かせるというのが分社化の目的だそうです。 「120人の中の1人よりも、10人の中の1人のほうが存在がはっきりしてきますよね。」 と田井中さんはおっしゃっていました。

できているかなシートによるISO14001の取り組み

照明と六角柱の柱
照明と6角形の柱

秋村組さんは1999年7月にISO14001認証を取得しています。しかも、これは滋賀県内の建設業の中では早い段階で取得したということで、時代に必要とされているものを積極的に取り入れていく姿勢を持っていることが窺えます。  

取り組みの内容は、田井中さん作成の『環境できているかなシート』というチェック用シートに毎月記録されます。具体的には昼の営業などで社外に人が出る時は建物内の照明を切って節電に努める、コピー用紙の裏紙を使う、請求書は電子化でやり取りし、封筒を削減する、ゴミでも紙などリサイクルできるものは業者に引き取ってもらう、などです。そして、これらの活動結果(電気使用料など)は結果を張り出すことで社員の皆さんにどれだけの成果があったのかわかるようにしています。こういった結果の積み重ねが意識を変えるために必要なのですね。

社外でのエコフォスターの取り組み

株式会社秋村組さんの本社サロン be-bee
本社サロン be-bee

秋村組さんは『淡海エコフォスター制度』に加入しています。淡海エコフォスター制度とは、滋賀県内の公共的な場所の美化および保全のため、県民、事業者等が一定の場所を愛情と責任を持って、ボランティアで美化清掃する団体を支援する制度のことです。その事業実施団体として、社内、現場を問わず月1回社員が周辺道路の清掃をして、環境意識の啓発につなげる等、できることから取り組んでいます。

ドコモ独自の環境活動

株式会社 秋村組さんでの取材風景
取材風景

「秋村組のISO責任者として自由にやらせてもらえているから、社内でいろいろなことができる」と、田井中さんはおっしゃっていました。これは社長さんの、『場』を与え、社員が考えて実践することにはあえて口を挟まないという方針によるものです。  

この方針により、助言をしたいはずなのにそこを堪え、自身で考えアクションを起こす力を付けさせようとされています。また、田井中さんは、自分たちのことを派手に宣伝して知ってもらうのではなく、このように一人一人のやってきたことを深く感じてもらえるようにしていきたい、とも言われていました。社員と経営者が信頼関係でしっかりつながっている証拠だと思いました。

取材を終えて

今回初めて突撃レポートに参加してみました!秋村組さんはかなり早い段階からISO14001を取得している企業なだけあって、会社としての環境に関する配慮がかなり細かいところまで行き届いていると感じました。実際に打ち合わせで使用した部屋でも机の周りだけ照明をつけていて、電力の使用を最小限に抑えているのだとすぐにわかりました。  今回初めて突撃レポートを行ってみて、実際に企業の人と話すことは思っていたよりも難しいことじゃないんだなと感じ、これからもっとたくさんの人に話を聞いてみたいと思いました。(森)

秋村組さんはHPがとてもきれいで、取材に行く前からどんな会社なんだろうとドキドキしながら取材にいきました。建設の現場でも地元の材料をつかった建物が建てられたり、環境への取り組みがされていて、どの業種でも環境のことについて考えなければならないことは同じなんだなと思いました。一人一人の存在を輝かせるという方針は責任が一人一人にかかってくるということだし、実際していくのは大変かもしれませんが、素敵な事だと思いました。(齋藤)

(文責:滋賀県立グリーンコンシューマーサークル)

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