総務部・契約検査課 前嶌さん・多賀さん/市民生活部・自治防災課 森さん
レポーター 滋賀県立大学グリーンコンシューマーサークル 内田・泉谷・住吉・齋藤・張・中小田

今回は長浜市役所さんにお話を伺ってきました。
自治体の方にお話を伺うのは『グリコンの突撃レポート』始まって以来、初の出来事。しかも今回の取材メンバー6人中、5人が取材自体初めてという1回生で、初めて尽くしの取材となりました。
長浜市役所さんは2002年3月にISO14001を認証取得されました。ISO認証取得を行った団体は3年ごとに定期監査を行うので、長浜市役所さんは認証取得後初めての監査を終えたばかりです。
また、自分たちの活動を見直すことも忘れません。庁内では、様々なことに関するマニュアルを作成されておられます。特に節約に終わらないプラスの取り組みを重視し、項目によっては個人レベルでチェックを行い、職員全員で取り組んでいます。紙の節約のためマニュアルを電子化し、庁内LANを使って周知するといった徹底振りには驚きでした。


市役所で使用する物品を100%環境配慮型のものにするという目標のもと、グリーン購入を実践しており、PC用紙(約2百万枚)や、ファイル、封筒はすべて再生紙のものを利用、窓開き封筒のプラスチックも植物性のものを使用しています。意識的には、市内に配布する広報誌の余剰をなくすように取り組み、ダンボールは企業さんに持ち帰ってもらうなど、まず無駄な紙類を使わないようにしています。
さらに、職員全員がお弁当、お菓等の私的なごみはすべて持ち帰るということを徹底しています。前嶌さんは「お茶を持参する人もいる。ゴミの出ない生活スタイルになっていくのを実感しています。」とおっしゃっていました。 また、毎月20日にノーマイカーデーを実施。なんと約86%の方が実践されているとの事です。また、片道1km以内は徒歩・自転車を利用するようにされておられるそうです。
長浜市役所さんは、市役所自体のISOだけでなく、市内のISO認証取得を目指す企業さんへの融資も行っています。
また、「滋賀環境ビジネスメッセ」のバックアップや、JAとともに主催している「ふれあい農林水産祭り」で、市民に環境にこだわったものを売ることを促進し、企業とも積極的に活動をしています。

長浜市役所さんでは、市民が自ら環境のことを考えるように積極的に啓発活動を行っています。2年程前には『グリーンコンシューマー推進協議会』をたちあげ、年2回チラシを作成、回覧版でグリコンの精神を啓発しており、「グリコン10か条」を掲げたこともあるそうです。
また、子供たちへの働きかけとして、土曜日に公民館で「廃食油を使ったろうそく」作りや「グリコンをテーマにした紙芝居」等を実施しました。子どもたちからは、“お母さんに伝えたい”、“もっと考えたいと思った”とうれしい声も耳にします。長浜市では、かつて滋賀県の大きな市民運動であった「石けん運動」に関わった主婦の方々を中心に『長浜市消費学習研究会』が結成されています。こちらは様々な事業の中で、「買い物キャンペーン」や「グリーン購入について研究」もしているそうです。実際、長浜市では買い物時のマイバックやカゴの持参が普及しており、市民全体としての環境への意識の高さが感じられました。
今後はこのような団体が独立し、ますますその環境への高い意識の輪を広げていってほしいと願っているそうです。 また、長浜市役所さんは夏と冬の年2回、市民から「エコライフファミリー」を募集しています。これは、家族の中でリーダーを決め、日々、市が設定したエコライフ行動20項目に取り組み、定期的に報告してもらうものです。これにより環境への意識向上と、環境に配慮した生活習慣を身につけてもらうことを目標としています。

長浜市役所内で職員の方々が、ゴミ持ち帰りなどをしていること、また市民の方も、昔から環境に対する各種の取り組みがあったことなどから、職員・市民一人ひとりが高い意識をもっていることがすごいと感じました。
そしてそこに長浜市役所さんが各方面に対して環境に対する取り組みがしやすいような場を作り、バックアップをしているという点が市役所としての機能を上手く活用しているなと感じました。
(文責:滋賀県立グリーンコンシューマーサークル)
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